持田醤油店
切妻平入り塗壁造りの小村邸は、明治20年代に建てられた築110年以上を経た建物です。
平成13年に従来の古く美しい雰囲気を残し、私費による全面改修が行なわれています。歴史的町並みの雰囲気を保存するべく、使用できる古材はできる限り活用して従来の姿を再現。漆喰の白壁、七宝模様のナマコ壁、格子、西側の焼き杉板の壁などが往年の佇まいを今に伝えています。
建物の中央に床が来待石の通り庭があり、裏を流れる雲州平田船川まで続き、川沿いには、三段の大かけだしが今も残っています。
通り庭の両側に各室を配置した造りで、母屋から中庭を抜けたところに土蔵が2棟あり、裏の船着場の掛けだしから母屋までの土蔵棟の配列は見事なものです。
第9回しまね景観賞個人住宅部門奨励賞を受賞。個人住宅の為一般公開はされていませんが、イベント時などに座敷を開放されることがあります。また、当主が在宅の場合などに声をかければ中を案内してもらえることもあります。
店名 | 持田醤油店 |
住所 | 〒691-0001 島根県出雲市平田町807 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 不定休 |
お問い合わせ | TEL 0853-62-3137 FAX 0853-62-3137 |
我が店に歴史あり
酒持田から桶とかもろもろの道具を貰い受けて分家として醤油醸造を始める。その後、戦時中、戦後の食料難の時代に原料が無くて今では考えられないような苦労があったようです。
大豆の替わりに芋とか、かいこのさなぎとか小麦の替わりは、小麦の皮であるふすまとか食塩が無くて海水を汲んでくるとか、今はその事を思えばぜいたくな二度仕込みの醤油を造っています。
創業 年創業98年
創業者名 持田美里
現在の当主 3代目