宇美神社

宇美
神社

ABOUT THE SHRINE

宇美神社は延喜式神名帳に記されている式内社として歴史と格式のある神社です。

戦国時代末期に平田の町割りを行なった平田屋佐渡守により、熊野権現、廻大明神、平田天満宮、春日大社、若宮神社、大歳神社、伊勢宮の七社を合祀して現在の地に祭られるようになりました。

延喜式神名帳に記されている「宇美の社」とは元々は平田の日本海沿いの漁村である塩津町の石上神社であったと言われています。石上神社から廻大明神へ、廻大明神から現在の宇美神社へと「宇美の社」は移ったもののようです。

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縁切り縁結び参詣

宇美神社本殿には、配祀神として事解男命（ことさかのおのみこと）が祀られています。

事解男命（ことさかのおのみこと）は、伊邪那岐命（いざなぎのみこと）・伊邪那美命（いざなみのみこと）が黄泉平坂で永遠の別れをされたところでお生まれになった神様で
決別と再生を象徴する神様です。
ご自身やご家族の前進を阻む悪いしがらみを祓い清め、良い方向へと御導きくださいます。
出雲大社と宇美神社の両詣りをすることで、ご縁をより強く結ぶことができます。

参詣方法

拝殿正面の箱の中から、縁切割札を取り出し、賽銭箱にお初穂料を納めてください。
割札の表に名前（我）と切りたい縁（切）、裏に結びたい縁（結）を記入してください。
割札を半分に割り、「切りたい縁が書いてある札」に息を吹きかけ、「縁切箱」に入れてください。
残りの「結びたい縁（結）の札」を持ち、拝殿に向かって左方向へ、時計回りで回り、縁結神社へお詣りください。逆回り（反時計回り）は一度切った縁が戻るので注意してください。
縁結神社で（結）札を供え、縁結びを祈願してください。（2礼2拍1礼）縁結びの木札は紙に包んで大切にお持ち帰りください。
出雲大社に先にお詣りされる場合も、宇美神社に先にお詣りされる場合も、参詣の仕方は変わりません。
復縁を願われる方は、割札に（我）自分の名前（切）相手の名前（結）相手の名前、を書き、拝殿前で割り、息を吹きかけて縁切り箱に収めてください。右に向かい「反時計回り」（逆回り）に回り、縁結び神社にお詣りください。
拝殿でお相手との古い関係性とこれまでの思いを切り、縁結び神社でお相手との新しい関係性を結んでください。

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コトサカノオノミコト

KOTOSAKANOMIKOTO

伊邪那岐命（いざなぎのみこと）・伊邪那美命（いざなみのみこと）は、この日本の国の大勢の神々をお産みになった仲睦まじいご夫婦の神様です。しかしながら妻である「いざなみ」は火の神様をお産みになった際に火傷を負い、早く亡くなられて黄泉の国（よみのくに）に行ってしまわれます。

「いざなぎ」は、恋しい妻を現世へ連れ戻そうと黄泉の国へ迎えに行きます。黄泉の国で再会した「いざなみ」は現世に帰る準備をしますが、その間絶対に姿を見てはならぬと約束したにもかかわらず、夫は待ちきれずに妻の姿を覗き見てしまいました。そこにはかつての美しい妻はいませんでした。

黄泉の国の食べ物を口にしたことによって、穢れて醜くなった妻に怖れおののいた夫は慌ててその場から逃げ出し、妻は怒り狂いながら逃げる夫を追いかけます。ついに、2 人は現世と黄泉の国との境で永遠の別れをします。この地が「黄泉比良坂（よもつひらさか）」といわれる場所です。

このとき、この場所を掃き浄めたところからお生まれになった「事解男命（ことさかのおのみこと）」は、「コトサカ＝関係を裂く」を表し、決別、浄化、再生を象徴しています。

切りたい縁には、男女の縁はもとよりですが、自分や家族の性格や病気、借金、ギャンブル、職場の問題など多々あると思います。
事解男命（ことさかのおのみこと）にお詣りし、縁を切り身を清めることでこれらを断ち切り新たな人生を前向きに歩んでいただきたいと思います。

境内案内

MAP

境内マップ

1.平田稲荷社

文化１２年造営（火災後）。
旧平田村内の有力者が本願となり伏見稲荷よりご神体を購入。本殿は非常に手の込んだ大社造りであり創建当時は彩色されていた痕跡の絵の具が見られます。現在は天台宗によりお祀りされています。商売の繁盛、特に水商売にご利益あります。

2.平田天満宮

　地頭多賀氏の勧請で愛宕山南にあった社を、天正時代平田佐渡守が熊野神社（宇美神社）へ合祀されました。その後、豪商儀満家が本願となり現在地に社を建立し移しました。
　出雲三大天神のひとつであり、祭日(7月20日21日22日）には町内を巡幸し一式飾り所の分社を巡る「おたび」が行われる。学問、合格祈願、疫病平癒にご利益があります。

3.神宮寺

文化１３年造営（火災後）。
　廃仏稀釈により破壊されるところを、神社から宮の町町内管理に移し破壊を免れました。堂中には西国３３ケ寺の本尊観音の額が掲げられています。
長谷川摂子著、人形の旅立ちの中の「観音の宴」の舞台。お祀りは天台宗の護摩焚きがなされます。

4.縁結神社（伊弉諾命・伊弉册尊）

神社の起源は定かではありませんが、江戸時代から境内にあったとされています。同じ並びの船霊神社は1775年に勧請されたと記録にあるところを見ますと、かなり古くから鎮座していたものと思われます。

日本に２社しかない神社で他には、長野県に出雲大社から勧請した縁結神社があります.
生前の伊弉諾(いざなぎの)命(みこと)と伊弉册尊のご縁から「縁結神社」として祭られており、家庭円満、良縁成就、益々繁栄のご利益があります。

拝殿にて、縁切りの祈願をされた方は、割札(結）を持ち、縁結び神社にお詣りしてください。

祈り

PRAYER